2014年10月31日金曜日

Peter Lynch

あの爺さんは今何やってるんだろうか、ということで調べてみた。一年前の記事だが。
Peter Lynch Once Managed Money. Now He Gives It Away.

株式売買に関しては、チャリティと自己勘定でやっている。
Lynch foundationは1988年に1,700万ドルで始まり、2013年9月で1億2,500万ドル。
今までに8,000万ドルを寄付に使っているから、合わせて2億ドルぐらいか。

ダウ平均も1988年から8倍ぐらいになっているので、マゼラン時代のようなパフォーマンスを出しているわけではないようだ。
「引退者だし、平均に勝ってりゃいいでしょ」という気楽な運用をしているのであろう。

日経平均ドル建て

日経平均が高値を更新したようで、大変良いことである。
ただし、ドル円が111円になっているので、当たり前っちゃ当たり前。
以前も紹介したが、ドル建てで見ると円安効果を相殺して見られる。

ドル建てだと16,400/111=147ドルである。いまだにボックス圏のまま。
別に円で見てもドルで見てもいいが、ドルの方がトレンドの傾向をつかみやすいように思う。

飯田グループホールディングス

たまたま、家を建てているのを見かけたのだが、アーネストワンだった。
アーネストワンって聞いたことあるけど、どうなったのかな、と思ったら、飯田グループホールディングスになっていた。
6社で共同株式移転して、親会社を作ったらしい。

通期で売上1兆円以上の巨大な会社になってしまった。
上場直後から下げている。株価はほぼ半分に。

日経に、のれん重荷と書いてあるので、のれんについて見てみる。
のれんはざっと2,000億円ある。20年で消却するとなると、100億円/年。
営業利益率で見ると、通期で6.7%の予定だが、のれんがなければ7.5%。

それほど変わらない。無い方がいいと言われればそうだが。

株価は利益に追いつく。
売上1兆円を超えるような企業は、景気循環株で株価の変動が激しくないと買う機会がない。



2014年10月30日木曜日

チャイナの不動産

中国不動産不況 住宅ローン規制が緩和 退勢挽回を狙う
中国大手行が住宅ローン要件を緩和―人民銀の通達受けて

というわけで、ローンをしやすくなったそうだ。
現在、北京や上海、広州、深セン、三亜5都市だけがまだ購入制限の枠に残されている。
以上5都市はまだローン規制緩和が必要ない、つまり堅調であることがわかる。
ローン規制緩和は、住宅の値下がりが増えてきたことを受けたのだろう。
中国政府は市況に応じてアクセルとブレーキを踏み分けていて、いいんじゃないの。

中国の不動産バブルに関する記事は、少なくとも2004年から確認できる。
中国:「すでにバブルの兆候」不動産協会が発表
要するに、少なくとも10年、市況をコントロールしているわけで、今後もコントロールするだろう。

インド

チャイナの他、長期に渡る人口増およびGDPの増大が期待できる国はどこか。
インドじゃん?よく知らないけど、多分。

ということで、調べてみる。
残念ながら、インドは株式市場を外国人に開放していない。故に、インド株を買うことはできない。
しかし、米国預託証券(ADR)であれば可能だ。

米国預託証券とは、こんな制度である
ものすごく簡単にいえば、インド株の預託証券が米国に上場していて、そこで買えるのである。

調べてみると、楽天証券で、インド株のADRを10社取り扱っている。
PERは20倍以上の水準が普通である。成長率はそれほどでもなく、予想PERは前期と大差ない銘柄が多い。
今のところ、購買意欲をそそるようなものではない。

GDPの推移。チャイナの伸びっぷりが目につく。
しかしこれ日本は、インドにも抜かれるなそのうち。
日本は20年前と大差ない。










GDP成長率。
チャイナほどではないが、インドも6%前後で推移している。
日本は超低空飛行で推移している。

9201 日本航空 & 9202 ANA

スカイマークが円安で厳しいなら、他の2社も同様に厳しくても不思議はない。
まず日本航空だが、第1四半期で売上4.4%増、営業利益15.6%減、純利益19.4%減。通期も下がる予想でEPSは317円。
ANAは第1四半期で営業損失である。一応通期では営業利益率5%の予定。EPSは10円の予定だから、ほぼ無いに等しい。

日本航空は通期の営業利益率10%の予定だが、第1四半期までで6%ほどである。
どんどん営業利益率が低下している。おそらく再上場直後が一番営業利益率の高い時期だった。
売上が伸びて利益が少なくなっている様子は、石川啄木のようである。

やはり円高ターンまで待たないと、どうにもならない。

香港株を買って思ったこと

日本の上場企業の株を買うと、年次報告書が送られているわけだが、これが少し鬱陶しかった。
「せっかく送られてきたから」と、一応ペラペラめくるが、結局すぐ捨ててしまうのである。

ところが、香港株では送られてこない。多分送らない仕様になっているんだろう。
これはとても簡便である。今どき年次報告書なんてWebに載っけておけば事足りる。余計な手間と費用が掛からなくて良い。
日本では無理なんだろうか。しかし、「送らない自由」があった方がいい。

ウィリアム・エックハルト

ウィリアム・エックハルトは、リチャード・デニスのパートナーである。数学者を志したが、新任の指導教官と反りが合わず、リチャードに誘われてトレーダーになった。彼の年間収益率は60%、と記されている。

「角度を使った手法なんて手法でもなんでもない。角度は縮尺に依存してしまうから」という彼の見解は面白かった。また、彼の見解で一番印象に残っているのは、「統計学は市場に有効だが、価格に対して鈍感で堅牢な手法が必要である」という点だ。

何故か。

価格分布は病的だからね。

2014年10月28日火曜日

香港

香港の指標を見てみると、巨大な三角保ち合いになっている。
25,000が上値だが、9月に上抜いている。
今は下値を試しているが、再度25,000を上抜いていく展開になると思う。

東洋証券というぐらいだから、  強気のレポートを書いて買ってもらう必要があるんだろう。

モルガン・スタンレーのレポートについてどう思うかって?
別になんとも。トレンドラインも満足に引けてないじゃないか。


7591 エクセル

売掛金135百万ドルのうち、128百万ドルを貸倒引当金繰入にすることが決定した。
まだ、どの程度回収できるかわかっていない。
今年のEPSは△923円となっている。BPSの1/3弱。

今日は+28%の1,372円で引けた。しばらく荒い値動きになるかもしれない。
しかし、今回の件がなければ、EPSで334円を予想していた会社である。
BPSだって 2,000円ぐらいあるし、今年の利益予想を来年で達成できれば、結局は上がっていくだろう。

ブルース・コフナー

ブルース・コフナーは、商品先物や通貨のトレーダーである。1987年だけで3億ドル超の利益を出した。

コフナーは、マイケル・マーカスと同じ会社で働いたこともある。当時、1日15時間相場について調べていたマーカスが、彼に初めて会った時に、自分の知識で圧倒しようとした。しかし、彼が理解できないことは何ひとつなかった。

そんな彼でも、初期の頃には苦い経験がある。
3,000ドルを45,000ドルまで増やしたとき、異なる限月の大豆を、それぞれロング(期近)とショート(期先)で持っていた。大豆がストップ高になり、興奮した彼は、ブローカーの勧めに従って即座にショートを全部外した。あっけなく大豆はストップ安をつけた。彼の口座は22,000ドルになった。

それまで自分のやっていることが、どれだけリスクのあることか、考えたこともなかった。
それまで何年も相場の勉強をしていたのに、本質的には何もわかっていなかったんだ。
これでトレーダー人生も終わりかと思ったよ。

しかし、彼は損失でトレードを辞めたりはしなかった。

マイケルから最も重要なことを教わった。それは、「その気があれば、自分でいくらでも稼げる」ということだった。
ポジションを取って訓練を重ねれば、必ず稼ぐことができる。

7751 キヤノン

キヤノンは観音から来ている。豆知識。観音ロゴすらある。ロゴに関する会社ページ

それはともかく、決算を見てみる。
12月期決算で第3四半期まで、売上1.1%減、純利益12.3%増。通期だと、売上0.2%増、純利益8.5%増、EPSは224円の予定。

あまりパッとしない。というのは、EPSは2007年12月期には337円あったのである。50%も低い。バカ高いインクで暴利を貪っているはずだが、なぜこんなに業績が伸びないのだろうか。

営業利益率も2007年は17%ほどあったのが10%まで落ちている。以前ほどは儲からなくなったわけだ。バカ高いインクで暴利を貪っているはずだが。

ちなみに、私はキヤノン製のプリンタを使っているが、インクは互換品を使っている。当たり前だ。
チャートも相応で、2007年がピークである。利益が伸びないのだから株価も伸びなくて仕方ない。




2014年10月27日月曜日

マイケル・マーカス

Market Wizardsの最初に載っているのは、彼へのインタビューである。
著者のシュワッガーと、もともと知り合い。十数年で、3万ドルを8,000万ドルにした。
彼はシャイな人だそうで、写真を見ると、確かにそんな感じがする。

彼も、取引を始めた頃には、何度も大損を繰り返している。
彼が害虫被害のシナリオに乗って、とうもろこしと小麦をロングしたことがある。しばらく上がりも下がりもしなかったが、ある日、WSJに「シカゴの取引所のほうが害虫が沢山いる」と見出しが出た。結局、彼は50,000ドル(うち2万ドルは借りた)のうち38,000ドルの損を出した。

俺はもう駄目か、と何度も天に向かってそう思ったけれども、その度に「駄目じゃない。ただ続けるんだ」と、そう言われた気がして、続けたよ。

01988 中国民生銀行

H株の銀行である。中国の銀行といえば、今にも無くなるのではないかという議論をしたがる人もいるだろう。
実際はそうでもない。

 下の表は、二季報で検索した中国民生銀行の業績である。
感想といえば素晴らしいの一言で、2010年からEPSは3倍にもなっている。
売上の拡大は順調、営業利益率も素晴らしく、近年では実績値で49.2%。

自己資本比率は2013/12時点で6.1%あり、銀行で6.1%というのは日本のメガバンクより高い。
(三井住友4.6%、三菱UFJ4.9%、みずほ3.7%。)

しかし、なぜかこの会社は、PER4倍で取引されている。まったくナンセンスだ。

証券会社

相場がいいと、証券会社が儲かる。よって、証券会社の株価が上がる。逆なら、証券会社は下がる。
したがって、証券会社の業績は相場のバロメータのひとつになりうる。
というわけで、いくつか証券会社の業績を確認してみよう。

8601大和証券
第1四半期で営業収益18%減、純利益40%減。

8628松井証券
同じく営業収益43%減、純利益50%減。

8614東洋証券
第2四半期で営業収益19%減、純利益38%減。

というわけで、ほかも似たようなものである。あまりよろしくない。
あと、前回の上げ相場で言うと、証券会社というのは、トレンド転換が相場より早くなっている。
相場過熱期に業績がよく、天井圏ではすでに業績が悪くなっているためだと思う。


3632 グリー

減収減益が続いていて、5年後はどうなるのかと思わせる。
第1四半期までのEPS予想は14円。等倍なら56円になるが、どうなるだろうか。

ここのチャートは非常に面白く、見ての通りほぼ左右対称である。
マーティン・シュワルツによると、「相場は上げるにも下がるにも、同じ時間を費やし、ただ値幅が違う」のだそうだ。
グリーに関しては値幅も似たようなもので、ありそうでないチャートになっている。

2013年の安値676円を試しているが、今後の収益性次第だろう。
あまり期待はしていないが、「任天堂を倒す」という意気込みは買うので、ミクシィのようにいずれまた一花二花咲かせて欲しい。



2014年10月26日日曜日

レイ・ダリオ

世界最大のヘッジ・ファンド、ブリッジウォーターの創始者である。ブリッジウォーターを設立したのは、彼が26歳の時だそうだ。大きい写真で見ると、穏やかそうな爺さんだが、若いころは証券会社の上司と喧嘩して辞めたりしたらしい。

30分のビデオでも有名。英語版では本人がしゃべっている。
30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio

次に無価値となるクレジットは何だろうか。私にはわからないが、そのときはいずれ来るだろう。

2014年10月25日土曜日

PDLI

雀の涙だが、PDLIを購入。皆オラにゲンキ(ン)を分けてくれ。
この銘柄の20年チャートは面白い。2000年に67.54ドルをつけているのである。
現在の売上高と比べれば、2000年の売上高は1/10以下なのにもかかわらず。

2000年当時は、 多分PERで見れば100倍とか300倍とかの水準だっただろう。

ITバブルの時はしっかりバブったわけで、リーマン・ショック時にも25ドルを超えている。
しかし、現在は、2009年とようやく同程度。ナスダックは4倍になっているのに。
もうみんなメタクソにやられて懲りてんじゃないの。

90%下落して、3倍になって、また80%下落しましたっていえば、大抵の人は買わないのだろうか。
25SMAがとても美しい。
たまたまナスダックが急落して、この銘柄も10ドルから急落したポイントで、私は運がいい。


8918 ランド

金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)に問われ、1年10ヶ月ぐらい捜査の対象になった。
めでたく嫌疑は払拭されたそうだが、事業自体はまだまだ前途多難のようだ。

株価は、2012年には1円を記録している。
1円ならこれ以上下がらない、というのは大嘘で、0円にもなるから油断できない。
現在の株価は15円であり、まだまだボロ株だが、2~3年で業績が上向けば、ブロッコリーのごとく買える銘柄なのかもしれない。

業績次第で株価は上にも下にも行く。低位でも中位でも高位でも同じだ。


02777 広州富力地産

ここもH株の不動産屋である。二季報だと、売上は伸びるが、営業利益で減益予想。
しかし、ここもなぜ営業減益になるのかよくわからない。
販売単価をみると、2013年の上半期より2014年の上半期の方が10%ほど上なのである。

販売単価は、2013年は9,300元/平米、2014年は10,300元/平米。
通期では、2013年は12,500元/平米まで単価を上げたようだ。
2014年は2013年ほど単価の上げ余地がないということだろうか。

あと気になる点は、二季報ではこの会社は営業利益率が40%弱だが、今年の予想では30%弱まで下がっていること。
上半期終わって、売上3.6%減、営業利益1.4%増だが、下半期でそこまで変わるだろうか。

純利益は上半期で26%減。
「永久性資本工具持有者」の項目で、純利益の1/3を占めている。
この永久なんちゃらが何なのかよくわからないが、希薄化に該当することをしたのだろう。

このところ目標株価の引き下げだの、JPモルガンが持ち株を減らしただの、中間無配だので売られている。
もっと売られて株価を下げてくれば面白い。

チャートは、2008年、2012年、2014年の安値がほぼ同じ水準になっている。
リーマン・ショック後は、首創置業よりネガティブか。


リチャード・デニス

リチャード・デニスは、400ドルを数十億ドルにしたという伝説のトレーダーである。
そんな彼でも、初期の頃は「週40ドル稼いで1時間で40ドル損していた」というエピソードがある。
デニスは一日にして成らず。

また、彼は最後にふっ飛ばして引退した、と書かれていることが多い。しかし、彼の顧客の口座は、3.8倍になって終わったのである。年複利でいうと、約25%の収益率であることが記されている。計算すると、7年になる。ファンドで7年間運用して、クローズまで25%の収益率なんていうのは、1%あるのかどうか。

彼は、「トレーダーは育成可能か」についてパートナーと議論し、実際に実験したことでも有名。タートルズと呼ばれる弟子たちは、2年間で23人。うち20人は、平均で年率100%のリターンを達成したそうだ。
研修期間は、1年目で2週間。2年目では1週間。驚くほど短いが、それで養成可能なのである。
 
始めのうちは、これ以上ないぐらい下手なんだから、小さくトレードしなさい。失敗から学びなさい。

2014年10月24日金曜日

リチャード・ドンチャン

ドンチャンは、ドンチャンシステムを作った人である。
ドンチャンシステムとは、過去x日(xは任意)の高値を上抜いたら買い、過去x日の安値を下抜いたら売るというもの。単純なトレンドフォローであるが、それだけにトレンドを掴むと強い。

ドンチャン自身がどれだけ稼いだかは知らないが、リチャード・デニスがタートルズに教えたルールはドンチャンシステムだった。エド・スィコータもドンチャンのレポートからトレーディングシステムを作った。

イザナミで検証したバックテストでは、現在の株式市場でも、ドンチャンシステムで稼げる。
偉大なチャーティストだ。

2014年10月23日木曜日

PERヒストリカルデータ

世界主要株式市場の平均PERヒストリカルデータ

これを見ると、2007年の上げ相場の終盤において、上海は40倍、香港は20倍まで買われている。
仮に、上げ相場になったとして、高値はどの辺りになるのか大雑把でも計算してみよう。

2007年の高値は、上海総合が6,092。今の上海総合は2,302、PER9.4倍である。
仮に、PER水準が同じになれば、上海総合は4倍として9,200となる。
2007年の高値水準から見ると、50%増。

香港は、2007年の高値が31,638。現在は23,333、PER10.6倍である。
PER水準からいうと、2倍で46,666。2007年の高値から47%増。

H株は、2007年の高値が(正確にはわからないが)21,000。現在は 10,438、PER6.9倍である。
PER水準からいうと、3倍で31,314。2007年の高値から49%増。

しかし、上げ相場が2年ほど続き、PERも成長するものと考えた方が自然だ。
PERが2年で14%成長したとしよう。すると、高値も変わってくる。

上海総合は、現在のEPS245*1.14=279。279*40=11,160。
香港は、現在のEPS2,211*1.14=2,521。2,521*20=50,425。
H株は、現在のEPS1,512*1.14=1,724。1,724*20=34,490。

確かに、2年でここまで行けば天井ないし天井間近だろう。

1924 パナホーム

下方修正。売上は2.3%減。営業利益と純利益は、いずれも30%減。
日本市場では、利益が20%以上減という銘柄をかなり見かけるようになった。

相場は将来の利益増加の期待で動く。
企業がこういう現実ばかり突きつけると、そのうちに株価は下がる。


トム・ボールドウィン

更新のネタもなく、古今東西の相場師の写真でも載せるか、と思い立った。
彼へのインタビューは、Market Wizardsに収録されている。
彼の言葉で印象に残っているのは、次の言葉である。 
私は一生懸命やったんです。私は一日六時間ピットに立ったのです。一日中、そして毎日。
あまりにも単純すぎる。しかし、見事にやり通したわけで、確実に少数派である。

2014年10月22日水曜日

チャイナの成長率

今日の新聞を見たら、「中国のGDP成長率7.3%、景気減速」という記事があった。
7.3%成長して、景気減速なのか。 そしたら2%の成長もできない我が国はどうなるのか。
景気減速どころか景気墜落ではないか。

不動産投資は9月までで+12.5%だそうだ。これでも「鈍化」と書かれている。
12.5%の成長で鈍化なら、我が国の不動産投資はどうなるのか。
鈍化どころか地獄の底ではないか。

今年7%以上の成長率を維持しているし、不動産2桁の成長である。
ネガティブに見たければそう見ればいいけれども、私にはポジティブに見える。

不動産投資市場では、日本は世界の10.1%で2位だそうだ。アジアの不動産投資市場2013 16ページ
しかし、これも3位で7.0%のチャイナに抜かれるのは時間の問題だ。GDPのように。
(仮に、不動産投資市場が7%成長としても、2019年には10.5%になる)

中国の面積は、日本の25倍あり、人口は10倍以上ある。中国の成長は自然だ。
好き嫌いで議論すべきではない。

2014年10月21日火曜日

ハイヤーワンホールディングス

事業サポートサービスらしい。売上は、ここ数年間は10~15%程度で成長してきた。
EPSは、売上が成長しているにもかかわらず、なぜか0.6ドル程度で安定 してしまっている。

株主は、いつまで経っても伸びないEPSに耐え切れなくなったのだろうか。
2012年で18ドルあった株価は、現在2.4ドルである。PERで4倍ほど。
しかし、まだ下げ止まった感じもないので、もっと下げても不思議はない。

収益自体は安定しているので、あと1~2年下げれば面白いかもしれない。

PGN パラゴンオフショア

石油採掘会社らしいが、ずいぶん変わった会社で、決算を見ようとすると登録を求められる。
面倒くさいので、証券会社のレポートを見る。
EPSは2ドルの予想である。株価5.14ドルに対して、PERは2.6倍になる。

今年の7月に18ドルぐらいで上場したが、フージャースのように下がり続けている。
私は、この銘柄が下げ止まったかどうかはわからない。
しかし、EPS2ドル程度の横ばい業績でも、そのうち反転するだろう。

証券会社のレポートでは、今年は減益予想である。来年も減益予想になっている。


PDLI PDLバイオファーマ

NASDAQに上場している。バイオテクノロジー&メディカルリサーチの会社。
PDLバイオファーマの年間収支報告をご覧頂きたいのだが、なんと粗利率が98%。
自分の目を疑った。純利益率で50%を超える。こんな会社があるのか。

純利益率なんてものは、一般にはせいぜい5%かそこら。
IGGのような高収益な企業でも30%台だ。mixiも20%台である。

売上は2013年で4.42億ドル。 日本円でざっと442億というところ。従業員はわずか8人。
一人あたりの売上は、 55億にもなる。2000年から、製品のロイヤリティは増え続けている。

そして、何故かこの銘柄は、去年のEPSで計算するとPER4.8倍で取引されている。
バランスシートを見ると、去年まで純資産はマイナスだったが、2013年にプラスに転じている。

今期の業績は、第2四半期までで、前年度と同じぐらいである。配当利回りは、7.26%。
しかし、米国の配当課税は20%。日本の配当課税も20%。
結局、配当に対する税は、法人税と合わせて脅威の3重課税となる。実質は4.4%。
(NISAなら米国の配当課税のみなので、5.8%)

自社株を買って株式消却するほうが、明らかに良い。
1年ならともかく、長年の配当金額が、どれだけ税金で消えていることだろうか。
それにしても、この銘柄は凄いね。

ロシアの株式市場

ロシアの株式は下がり続けている。大変残念なチャートである。
しかもまだ、下げ止まっていない。
私が試し玉で買ったGAZPも通貨安と株安でダブルの下げを喰らっている。

では、今後はどうなるか、少し考えてみよう。
ユーロ/ルーブルのチャートを見ると、1ユーロは52ルーブルにまで安くなった。
2013年から見て、通貨が3割も安くなったことになる。そして、ロシアは資源輸出国だ。

ルーブルが安くなれば、ほぼ自動的に業績がよくなる銘柄群が、多数出ることだろう。
 GAZPの2014年第2四半期までを見てみると、売上は確かに1割ぐらい上がっている。
(去年と比べると無駄遣いして営業費が増大しているので、利益は圧迫されている)

ルーブル安も、この下半期で一段と進んでいる。
レートがルーブル安で膠着すれば、来期は通期でルーブル安が寄与することになる。
まだ、諦めるには早いかな。





2014年10月20日月曜日

3856 リアルコム

IT事業から太陽光発電事業と大転換した会社。
今期の会社予想EPSは115円。株価は350円なので、PER3倍の銘柄である。

が、前期は通期の決算発表前日に下方修正を出している。
なぜ下方修正を出したかというと、太陽光の高収益の案件が翌期にずれたから、ということらしい。

しかし会社の資料を見ると、営業利益は計画と比べて2億6千万足りないのである。
例の案件は、粗利で1億2千万と書いてあるから、粗利を営業利益に足しても、会社計画にはなお届かない。

しかも、円安で仕入原価が高騰したとも書いてあるが、まだ円安相場であるから、今期も十分影響しうるのである。
会社計画では、2015年、2016年と売上・利益共に伸びていく計画で、これが達成できれば割安であろう。
けれども、だいぶ怪しいというのが一見したところの感想である。

楽観的な会社なので、下振れはあっても上振れは想像しにくい。
また円高方向になったり、円安でも今期の進捗が良ければ面白いかもしれない。
今のところ、お釜底抜けのチャート。

2014年10月19日日曜日

個人投資家の実態

 個人投資家、損益ゼロはわずか7%
通算マイナスが72.4%だって。通算プラスが20.6%。プラスな時点で上位20.6%に入れるのか。
さすがにちょっとひどすぎないか、これ。

個人投資家の約半数は「金融資産300万円以下」
1億円以上で相場を張っている人は、0.7%しかいないそうだ。
大抵の人は、 宮沢賢治のように、優待と少しの配当で満足しているんだろうか。つつましいな。

0.7%は少ないね。
皆で延々と相場を張って、10%ぐらいにしましょう。

7591 エクセル

電子デバイスの販売。
少しずつ業績回復してきて、さあこれからというときに、子会社からの債権取立て不能ないし遅延というイベントが発生。
その債権額は、145億円。純資産の50%に相当する。

その発表が10/14である。月足でみると雷のように下げている。
PERで3.5倍まで下げてしまった。
取立て不能額が結局いくらになるかわからないが、今期は爆損もありえるだろう。

業績が引き続き上向きなら、来期以降は面白いのかもしれない。


BJB

インドネシアの銀行。
正式名称は、バンク・ペムバングナン・ダエラ・ジャワ・バラット・ダン・バンテン。
もう密教のマントラのようだ。

面倒なのでBJBで通す。株価は、お釜底抜けそうでかなり怪しい。
しかし、PERは5倍台で配当は10%なのである。
業績横ばい程度なら、売られるはずもないが・・・。

BJBのサイトにいって第2四半期までの業績を見てみると、収益は13.3%増。
ここまではいいのだが、経費が43.4%上がって、営業利益で92.7%減である。
うん、そりゃあ売られるわ。

フレイザーズ・センターポイント

これもシンガポールの不動産屋だが、成長率が凄い。
第3四半期までで売上57.7%増、経常利益のようなものは75.4%増である。

ただし、これは今年が好調のようで、それほど伸びているわけではない。
2009年の売上は1,845(単位は百万SGDと思われる)。2013年は2,053。

SBIによると、通期では2013年を売上でも下回るらしい。
しかしSBIの予想の数字だと、売上は第3四半期まででほぼ達成しているので、どうだかわからない。

成長性に関しては、「安定した成長を提供できるように頑張ります」的なことが書いてある。
数字はない。

CATL キャピタランド

シンガポール銘柄である。名前がベイジン・キャピタルランドと似てるので。
予想PER18.8倍。5年間の売上成長率は7.64%。配当の成長率は7.78%だそうだ。

自己資本比率は36%。
日本の不動産屋と比べれば、やや高めではあるが、特筆すべき、というほどでもない。
配当利回りは2.7%。PBRは0.78倍。

「普通こんなもんだよな」と思わせる銘柄。チャートには、なんだかデジャヴュがある。

楽天証券 海外株の特定口座

2014年内に対応するらしい。といっても、あと2ヶ月ちょいしかないが。
米国株、中国株に加え、アセアン株式も含まれる。
世の中どんどん便利になって、大変良いことだ。

私が制度を利用するには1年遅かったが、これは仕方ない。
アセアンはあんまり見ていなかったから、銘柄を調べてみるか。

4837 シダックス

子会社の持分譲渡があるそうだ。
シダックスにまず35.2百万ドルが支払われて、次に4年間で計24.5百万ドルが支払われる。
それで、今期は特別利益を計上していて、純利益の数字がいい。

また、今期は売上が7.6%減だが、営業利益29.1%増の予定である。
器用な芸当で、それ自体は良いことだと思うが、それほど魅力を感じるわけでもない。

2014年10月18日土曜日

02868 首創置業

SBI証券では、首創置業のレーティングが載っていた。2社がフォローしている。
証券会社のレーティングを見るのは初めてである。
 プロだから、さぞかし非の打ち所のないフォローをしているのであろう。

BOCOM(チャイナの銀行)によると、今期は純利益が-20%の予想。来期が28%、その次も28%の増益。
なんで今期は20%の減益予想なんだろうか。ちょっとわからない。
2016年度はEPS0.99元の予想になっている。 その年のPERは2.2倍らしい。配当は0.33元。

CITIGROUP(米国)は、なんと、2014年から2016年まで全て減益予想である。
2014年は-5.4%、2015年は-11.0%、2016年は-8.6%。いや凄いねこれは。どっから出てきたこの数字。
今年の契約額は、今のところ過去最高を更新中なのに。なぜ今期を含め三年間、全て減益予想なのか。

CITIによると、2016年のEPSは0.58元である。BOCOMは0.99元だから、なんと倍ほども違う。
さらに面白いのは、BOCOMの投資判断はNeutralで、CITIはBuyなのである。逆だろ普通。
・・・皆こんなの見て売買しているんだろうか。凄い業界だね。

2014年10月17日金曜日

8515 アイフル

猛威を奮った銘柄だが、流石に息切れして第1四半期までで営業収益9.0%減、純利益70.7%減。
貸金業者の貸出残高は下げ止まらず。
業界の貸出残高は、2006年3月期で11兆7,408億円あったのが、2013年3月期で2兆6,995億円まで下がった。

アイフルの貸出残高は2006年の1/10以下である。
驚くのは、まだ利息返還してるんだよな。
貸金業者全体で7年間で5兆4,000億円。アイフルは9年間で8,100億円。

アイフルは、苛烈なまでに店舗と人件費を削って利益を出してたんだけどね。
何年経っても利息返還が終わらず、貸出残高は店舗数の減少とともに減り続けている。

未だに毎月5,000~7,000件の利息返還要求がある。
さっぱり終わる気配がない。

チャートは、月足はひどい有り様なので見られない。
ここも2012年~2013年にかけては、7ヶ月で10倍を達成 したんだけれども。


メガバンク

それぞれ、第1四半期まで
三菱UFJ
経常収益1.2%減、四半期純利益5.8%減
みずほ
10.1%減、37.5%減
三井住友
8.2%減、19.9%減

冴えないな。
三井住友によると、減益の理由は、
投資信託、株式委託手数料が伸び悩んだことと、トレーディング収益が減益になったこと
とある。うん、来年分のNISA枠はまだ無いし、アベノミクスの上げ幅も去年ほどあるわけないし、そりゃそうか。

9870 ハナテン

ハナテンとは、また懐かしい銘柄である。2012年に売買した。
私が売った後も業績を維持し、株価を伸ばしていった。

しかし、今期は第1四半期までで、売上3.4%減、営業利益84.7%減、純利益96.5%減。
惨憺たる数字である。売上が3%減ったからといって、利益が96%もなくなるだろうか。

一応、通期予想は前期の1/3程度の利益を出しているが、ほぼ等倍な銘柄であるため、ちょっと怪しい。
チャートは行って来いになった。


シノケングループと首創置業

日本の不動産屋の中では、シノケングループが好調であることはわかった。
ではシノケングループと首創置業を比べてみよう。

シノケングループの今期の売上予想は380億円、純利益は27億円。時価総額は208億円。
首創置業の売上は、1元=17円として、前期のもので1920億円 、純利益は260億円。時価総額は792億円。

売上は5倍、利益は10倍規模であるが、時価総額は4倍弱。しかし、だいぶ利益率が高いな。

配当も見てみよう。少なくてもいいが、多くて問題になるものではない。
シノケングループの配当性向は3%ほどで、配当利回りは日経だと0.42%。
首創置業の配当性向は30%ほどで、 配当利回りは10%。

うん。やっぱり安いじゃん。

5461 中部鋼鈑

東京製鐵と同じで、今年は業績が良さそうだ。
第1四半期でEPS16.78円と、既に第2四半期の予想を超えている。
去年が-0.55円だったのと比べれば、ずいぶん良くなっている。

東京製鐵は工場閉鎖に伴って、自己資本比率を毀損してしまったが、ここは脅威の89.5%である。
多分、上方修正が2回ぐらいは入るだろう。

5423 東京製鐵

既に7月に上方修正が1回入っている。
22年3月期~24年3月期で、合わせて1株あたり210円ぐらい赤字を出している。
よって、しばらく利益に税金がかからず、EPSには非常に有利である。
 




エジプト指数

エボラ出血熱でアゼアスが上がるなら、アフリカの指数はかなり深刻になりうるのではないか、ということでエジプトのチャート。
確かに下げているが、まだ序盤戦というところか。




以前のブログ

2012年2月~2014年10月16日までのブログはこちら。

http://d.hatena.ne.jp/matsudaira/