2015年5月2日土曜日

名目GDPと日経平均の相関

前の記事で、「名目GDPと株価には相関がある」と書いた。
なんじゃそりゃという人もいると思うので、ちょっと計算してみよう。
下の二つのリンクを見れば、誰でも計算できる。

戦後日本の名目GDP推移
日経平均超長期チャート

最初に断わっておくが、市場は非効率的であるので、効率的なGDPとの相関が1にはならない。

例えば、1955年は、名目GDPは8.63兆円とある。
一方、1955年の日経平均は、350円。

現在の名目GDPを500兆円とすると、500/8.6=58.1倍である。
名目GDPが58.1倍なんだから、株価も58.1倍になっていいはずだ。
近い値になっていれば相関がある、といえる。350円*58.1=20,348円。

次に、60年の名目GDPは16.66兆円。
500/16.66=30.0倍。1960年の日経平均は1,290円。1,290円*33=42,570円
ずいぶん高いが、日経は1968年でも1,200円代を記録している。60年は日経がいきすぎたのだ。

65年は33.67兆円。日経は1,200円。
500/33.67*1,200=17,820円。これは普通ぐらいか。

70年、75.15兆円。日経1,990円。500/75.15*2,000=13,240円。
株価は65年より上がっているが、GDPの伸びと比べると逆に安い。70年以降も株価は伸びていく。

75年、152.21兆円。日経4,300円。500/152.21*4,300=14,125円。
5年で日経は倍になったが、GDPの伸びと比べればほぼ変わらない水準。上昇局面が続く。

80年、245.36兆円。日経7,100円。500/245.36*7,100=14,468円。

85年、325.5兆円。日経12,800円。500/325.5*12,800=19,662円。
85年ぐらいなら、まだバブルとはいえない。

90年、441.59兆円。日経22,400円。500/441.59*22,400= 25,362円。
90年では、すでにバブル崩壊が始まっている。が、まだ株価は高い。

95年以降は、500兆円ぐらいの名目GDPで、8,000~22,000円を行き来している。
歴史的には、名目GDP500兆円で日経平均8,000円台というのは、明らかに安いことがわかる。
逆に、30,000円や40,000円となれば、明らかに高すぎる。

結局、名目GDP500兆円で日経20,000円というのは、歴史的には「妥当か、やや割高」という結論になる。

0 件のコメント:

コメントを投稿