2015年9月24日木曜日

日本の財政ファイナンスの行方

日銀が現在の財政ファイナンスをどこまでやる予定なのか、考えてみる。

日本政府の純債務残高は、GDP比で147%。世界で第2位だ。純債務残高の国際比
これを欧米諸国並みに下げたいとする。欧米は70%ぐらい。
そうすると、GDP比77%の債務を日銀に買ってもらわないといけない。

現在のGDPを500兆円とすると、追加で385兆円、日銀が国債を保有すればいい。
黒田総裁前は、日銀の国債保有残高は100兆円ほどであった。
追加で385兆円を買うと、485兆円になる。500兆円前後が日銀の目標じゃないだろうか。

既に、日銀の国債保有残高は300兆円を超えている。
年間80兆円国債を買うと、2017年末で、日銀が500兆円弱を引き受けることになる。
恐らく、その辺りで打ち止めだろう。

ツケは円安だ。通貨の信頼性を揺るがすことだから。
しかし、後2年、極端に円安に振れないことを祈りながら逃げ切れればゴールだ。

ブラックホール化する日銀の国債購入
より合理的な見解は、高齢化する日本社会には大幅なインフレは訪れないというものだ。今のところ、賃金の持続的上昇は見込めないことがはっきりしている。中央銀行は国債を売却する必要に迫られることもなく、日銀の金庫はブラックホールと化す。そこに飲み込まれた国債は2度と外には出て来ず、市場に残る国債は高価な軌道上にとどまることなる。正誤はともかく、投資家はそれに賭けている。

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