2015年9月4日金曜日

日銀の損失

ところで、日銀の損失って、いったい誰が補うのであろうか。
今、日銀は国債を買いまくり、株を買いまくっているが、これは一種の相場操縦と見ていい(善悪の議論は置く)。
日銀をトレーダーAさんとすると、Aさんは残念ながら爆損確定である。

Aさんの買いが細った瞬間に、債券も株式も価格が下がるからだ。
株式に至っては、買いが細る前だが、既に下げ始めている。

例えば国債にしてみても、物価が上がり始め、金利が上がれば、国債価格は下落する。
2%のインフレに対して、国債利回りは3%程度になるそうだ。
そうなると、長期国債290兆円に対して、最大で60兆円ぐらい損失になるらしい。

2013年4月5日 日銀の量的・質的緩和の効果とリスク

結局、日銀が債務超過という笑えない事態になった場合、国民がこれを負担するようだ。
荒れ始めた日本株市場、日銀ETF買いめぐり思惑交錯
みずほ証券が試算する2022年の日銀債務超過

増税が先延ばしされたのは、黒田さんにとっては頭の痛いところであろう。
しかし、もともと日銀は政府から独立した機関であり、政府のことを慮って方針決定する方が、変と言えば変なのだ。

そもそも、株と債券の両方が上昇しているというのは、市場原理に反する。
誰かが無理をしているわけで、それは言うまでもなく、日銀だ。

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