2015年10月16日金曜日

名目GDPとドル円レート

内閣府で発表している2012年から2014年までの名目GDPは、474兆円、483兆円、490兆円。
ドル円レートは2012年4月には80円前後で推移していたが、2015年3月には120円にまでなった。

一連の流れで見ると、ドル円レートの変動に伴って名目GDPも伸びたと見ることができる。
しかし、今年のドル円レートは穏やかである。120円前後で推移している。
つまり、円安による名目GDPの成長は難しくなった。

まだGDPは500兆円にもなっていない。
2003年から2005年でも、GDPは500兆円を超えていたのである。
GDPで考えると、現在の日経平均はバブルというほどではないが、明らかに高い。

しかし、日経平均は大型株の比率が高いので、GDPとの相関が少ないかもしれない。
TOPIXで考えてみよう。

直近のTOPIX高値は1,702であり、リーマンショック前の高値(1,823)を超えていない。
これはGDPからすれば妥当だ(2007年のGDPは513兆円)。

しかし、TOPIXも現在1,500であり、2012年と比べれば+100%である。
その間、GDPは3%しか伸びていない。
上げ相場と下げ相場の間を妥当な価格と考えると、TOPIXの妥当な価格は1,000~1,200に見える。

過去を振り返ると、2003年の最安値で770、2005年で1,200、上げ相場の2006年で1,800。

名目GDPの成長が維持できれば、現在のTOPIX1,500も正当化される。
しかし、ドル円レートは動かず、GDPの成長は既に鈍化している。今後は、適当な水準に戻るのが自然だろう。
ひとまず、ボックスをひとつ落として、1,200~1,400のレンジに移ると思う。



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